2013年10月25日金曜日

2月4日~9日 インド仏蹟巡拝【釈尊三大聖地】の旅への参加者募集のお知らせ

9月に実施した「韓国名刹寺院めぐりの旅」に続き、中村元記念館が今回インド旅行を企画しました。ただいま参加者を募集しています。仏教の聖地を訪ねてインドを旅してみませんか。

中村元東方研究所講師と行く
インド仏蹟巡拝【釈尊三大聖地】の旅 (成田空港発着:6日間)



釈尊成道の地: ブダガヤ大塔 (イメージ)

期日:平成26年2月4日(火)~9日(日)

旅行代金:297,000円(おひとり様)

募集定員:15名(最少催行人員10名)

申込締切:平成25年11月18日(月)

行程表はこちら

《申込方法》
①お電話で資料を請求ください。
  中村元記念館 電話:0852-76-9593(10:00~18:00 月曜日除く)
②申込書にご記入のうえ、中村元記念館へご提出ください。
  【宛先】〒690-1404 島根県松江市八束町波入2060 松江市役所八束支所2F
       FAX:0852-76-9693

《旅行に関するお問合せ》
アショカツアーズ ㈱ビーエス観光米子営業所
電話:0859-33-6456㈹ FAX:0859-22-1796

◆◇◆旅のポイント◆◇◆
釈尊成道の地<ブダガヤ>
釈迦族の王子として生まれたシッダールタは、人生の苦悩を痛感し、解脱への道を求めて世俗の生活を捨て去り、苦行を続ける。やがて<ブダガヤ>の大きな菩提樹の下で深い瞑想に入った。そして澄み切った覚りが訪れたのである。

釈尊初転法輪の地<サールナート>
サールナートはブッダが初めて説法をしたところであり、仏教徒にとって重要な聖地。ブダガヤで覚りを得たブッダは、当時多くの宗教者が集まっていた<ベナレス>を目指した。そして<サールナート>に着いた後、5人の修行僧と出会い、自分の覚った真理を初めて語った。ここで初めて言葉になった教えは、その後世界へと広まる。

マカダ国の都<ラジギール>
出家したブッダが修行に入った地であり、晩年も滞在して説法したと言われる聖地。この旅では、マガダ国のビンビサーラ王がブッダの教団に寄進した<竹林精舎跡>、ブッダが集まった弟子たちに法華経を説いたとされている<霊鷲山>を訪れる。

聖なるガンジス川<ベナレス>
ベナレスの命であり、インドの母なる大河でもあるガンジス川。ヒンズー教徒の沐浴風景を船に乗って見学する。


《インド査証のご案内》
有効旅券(インド入国日より6か月有効のもの)
カラー証明写真1枚(5cm×5cm、背景は白色に限る)
新規旅券を申請の方は、11月20日までに取得ください。

《取消料のご案内》
お客様の都合によるキャンセルの場合は、下記の取消料を申し受けます。
・旅行開始の前日から起算してさかのぼって30日目にあたる日~3日目にあたる日まで(1月5日~2月1日まで)【旅行代金の30%】
・旅行開始の前々日~当日(2月2日~4日まで)【旅行開始の50%】
・旅行開始後の解除・無連絡不参加【旅行代金の100%】


2013年10月24日木曜日

インド大使館のパンダ公使が来館されました

10月24日に、インド大使館のサンジャイ・パンダ公使が来館くださいました。

展示室、図書閲覧室をご覧いただき、約45分間滞在されました。

図書閲覧室で中村先生の著書を手に

インド写真展もご覧になりました

また、現在開催中の三井昌志氏の写真展「インド・12億の素顔」をご覧になりました。キャプションが日本語なのでご説明をしようと準備していたのですが、写真をご覧になっただけで「ここは○○州」「これはホーリー(インドの祭り)」など、逆に写真の1枚1枚を解説してくださいました。

おみやげをいただきました

あいにくの雨で、大塚山の「慈しみの碑」をご覧いただくことはできませんでした。写真をお見せすると、石碑のことばを以前サンスクリット語で暗記したのだと話され、ご披露いただきました。

最後に、大理石の小物入れをおみやげにいただきました。色紙にメッセージもいただいたので、掲示をしたいと思います。

島根大学と中村元記念館が包括的連携協定を結びました

10月18日に、島根大学松江キャンパス(松江市西川津町)で、島根大学と中村元記念館との包括的連携協定調印式を行い、当館前田專學館長、清水谷善圭理事長、谷口博則副理事長が出席しました。
調印式にて 小林学長(左)と前田館長
今後、島根大学で当館の講師が東洋思想の講義を実施したり、ゼミ単位で当館を活用するなどして連携を深めていく予定です。小林祥泰島根大学長は「近くにこのような素晴らしい勉強の場ができたことは島大にとってもありがたいことです。学生に活用してもらい中村先生の平和を愛する東洋思想を学んでほしいと思います」と話されました。
小林学長(左から2番目)と記念撮影
 また、同日、当館前田專學館長が、島根大学の公開授業「島根学」で「松江から出た偉大なインド哲学者中村元博士の足跡」というテーマで講義を実施し、300人以上が聴講しました。

前田館長の「島根学」講義

2013年10月18日金曜日

海外研修旅行<韓国名刹寺院めぐりの旅>を実施しました

 9月17日から20日まで、中村元記念館が企画する海外研修旅行<釈悟震先生と行く韓国ソウル周辺名刹寺院めぐりの旅>を実施しました。


1日目<9月17日(火)>
 米子鬼太郎空港からアシアナ航空にて、仁川空港へ。ホテルにチェックインした後、ソウル市内の焼き肉レストランで夕食をとりました。お肉も、イカの塩辛のようなキムチもおいしかったです。
焼き肉レストラン
 その後、夜のソウルを散策。屋台がたくさん出ていました。東大門近くの眼鏡店で老眼鏡を購入したSさんは、乱視入りの老眼鏡は日本では出来上がるまで1週間くらいかかるのに、夜の8時に頼んだものが翌朝にできあがった!ことに感動しておいででした(しかも日本のおよそ半値だそうです)。

2日目<9月18日(水)>
 朝食後、韓国唯一の尼僧教団である普門寺(ボムンサ)を参拝しました。
 「萬佛殿」はその名の通りの圧巻。また天井や壁の装飾も鮮やかで見事でした。
普門寺 「萬佛殿」

美しい天井と壁の装飾
 続いて訪れたのはソウルで最も簡素で美しい寺と言われる歓喜寺(ファンヒサ)。こちらでは韓国の精進料理をいただきました。

お布施をお渡ししています

左は韓国のお盆に食べるというお餅
 午後は、景福宮、国立民族博物館を見学、大統領官邸を車窓より見学した後、名税店でショッピング。各自おみやげを購入していました。夕食で訪れたレストラン「高尚」では、高尚な精進料理をいただきました。
「高尚」の高尚な精進料理

3日目<9月19日(木)>
 ホテルでの朝食後、古の国指定の祈願寺・道詵寺(ドソンサ)を参拝しました。
 こちらではご住職が自らご対応くださいました。

ご住職(右)が対応

ご住職と記念撮影
 続いて、古の王室祈願寺・華渓寺(ファゲサ)、大韓仏教曹渓宗総本山・曹渓寺(チョゲサ)を参拝し、レストランで夕食をとった後ホテルへ戻りました。

韓国風うどん

4日目<9月20日(金)>
 いよいよ最終日。朝はホテルを5時に出発。空港近くのレストランで朝食後、食品店でおみやげを買って帰国の途へ。参加してくださったみなさま、お疲れ様でした。

 さて、2月には中村元記念館が企画する海外研修旅行の第2弾!<インド仏跡巡拝の旅 6日間>を企画しております。お楽しみに!

2013年10月17日木曜日

開館1周年イベント「はじめのインド」を開催しました

10月13日(日)当日は幸運なことに、好天に恵まれました。
イベントがスタートする10時に合わせ、中村元先生のご息女の三木純子様にご挨拶をいただき、
16時すぎまで様々な催しにたくさんの方々が参加してくださいました。

中庭での催し
中庭では、インド料理SPICEさん、ホームメイドメルシーさん、カフェチェレステさんなどの飲食店、大根島産直市の野菜販売、似顔絵、ワードアート、陶芸家の作品販売、 民族衣装体験コーナー、スーパーボールすくい、当てくじ、古本市とフリーマーケットを開催。

昼時にはカレー屋さん前に長蛇の列が。隣のグラウンドで開催された町民体育祭からお昼ご飯を食べに来てくださった方がたくさんいらっしゃいました。パン屋さんも昼過ぎには完売でした。

似顔絵を出店されたPomさんのほんわかした絵も大人気。また、Akiさんの「ワードアート」は、お客さんの名前で詩を作るというもの。書いてもらった人のを見せてもらったら、とても素敵でした!自分の名前にこんな意味があるのか~と自分の名前を改めて好きになること間違いなしです。



さて、一方、記念館の館内でも様々な催しをしました。


15時からはマイトリーさんの館内ライブ。こちらをお目当てに来場くださったお客様も多かったようです。ボーカルの森田さやかさんの澄んだ歌声と、hiutaさんのギターの美しい音色に聴き入ってしまいました。また、森田さんがMCで、中村元先生が大切にされていた「慈悲」ということばの「慈」と「悲」のそれぞれの意味についてお話しされたのが印象的でした。


マイトリーライブ


館内ではヨガ体験もありました。ヨガマットに横たわって、まずは深呼吸から。ゆっくりとした時間が流れていました。体も心もぐっすり眠った後みたいに休憩できました。

ヨガ体験

ヨガ体験のおとなりはワークショップ会場。羊毛フェルトの小物作り、キャンドル作り、裂き織りを体験していただきました。

ヨガに来られたお客様がいつの間にかフェルト手芸に没頭されていたり。おばあちゃんと一緒にチャレンジしてかわいいマイキャンドルができあがりニコニコして持ちかえる子どもさん。また裂き織りでは、小さい段ボール製のはた織り機で作品を仕上げ、自宅でも作ってみる!と段ボールばたを持ち帰られるお客様にも出会いました。もう使えなくなった洋服生地や思い出のある布などを織り込めますね。

どのワークショップも子どもさん連れの方や大人の方が熱心に作品づくりをされました。


ワークショップ 裂き織り


研究報告会では、中村元記念館東洋思想文化研究所の研究員3名が研究成果を発表しました。

・中野 秋鹿 研究員 「佐陀神能と中世出雲神話」
・島田 隆輔 研究員 「<青柳亮>から<受難の使徒像>へ―宮沢賢治の文語詩稿から」
・岡崎 秀紀 研究員 「中村元博士とチベット探検先駆者 能海寛―慈悲をめぐって」


予想をはるかに上回る参加者数に資料が不足し急遽印刷に走ることになり、ご迷惑をおかけしました。みなさま熱心に発表に耳を傾けてくださいました。

研究報告会

記念館スタッフにとってイベントの企画・運営はまったく初めての経験でしたが、出店・出演してくださった方々、ボランティアスタッフの方々、そしてご来場くださった方々・・・本当に多くのみなさまのご協力に支えられ、このように盛大に開館1周年を祝うことができました。

みなさま、本当にありがとうございました。