2013年12月6日金曜日

さるすべりコーナーの新着図書

さるすべりコーナーの本についてお知らせします

佼成出版社さんより児童書をご寄贈いただきました。
葉祥明さんの『リトルブッダ』をはじめ、仏教に関連する絵本や楽しい絵本など合わせて9冊です。(どうもありがとうございました!)




児童書は、記念館の奥にある「さるすべりコーナー」に展示しています。このコーナーにはインドのカーペットや、手の形のイスがあり、ほっとくつろげるスペースです(中村博士ご夫妻も、かつてこのイスに座り、団らんされたそうです)。
ご来館の折に、ぜひご覧ください。手のイスやベンチに腰掛けて、絵本を開いてみてください。

頂戴した本のタイトルを紹介します。
葉照明さんの『リトルブッダ』『ひかりの世界』『シガーラの長い旅』『おしゃかさまのたんじょう日』『行事むかしむかし』『十二支のかぞえうた』『ぼくんちカレーライス』『東北んめえもんのうた』
そして、小林豊さんの『あいたい友だち』

どれも記念館にピッタリの本です。(^o^)/



2013年10月25日金曜日

2月4日~9日 インド仏蹟巡拝【釈尊三大聖地】の旅への参加者募集のお知らせ

9月に実施した「韓国名刹寺院めぐりの旅」に続き、中村元記念館が今回インド旅行を企画しました。ただいま参加者を募集しています。仏教の聖地を訪ねてインドを旅してみませんか。

中村元東方研究所講師と行く
インド仏蹟巡拝【釈尊三大聖地】の旅 (成田空港発着:6日間)



釈尊成道の地: ブダガヤ大塔 (イメージ)

期日:平成26年2月4日(火)~9日(日)

旅行代金:297,000円(おひとり様)

募集定員:15名(最少催行人員10名)

申込締切:平成25年11月18日(月)

行程表はこちら

《申込方法》
①お電話で資料を請求ください。
  中村元記念館 電話:0852-76-9593(10:00~18:00 月曜日除く)
②申込書にご記入のうえ、中村元記念館へご提出ください。
  【宛先】〒690-1404 島根県松江市八束町波入2060 松江市役所八束支所2F
       FAX:0852-76-9693

《旅行に関するお問合せ》
アショカツアーズ ㈱ビーエス観光米子営業所
電話:0859-33-6456㈹ FAX:0859-22-1796

◆◇◆旅のポイント◆◇◆
釈尊成道の地<ブダガヤ>
釈迦族の王子として生まれたシッダールタは、人生の苦悩を痛感し、解脱への道を求めて世俗の生活を捨て去り、苦行を続ける。やがて<ブダガヤ>の大きな菩提樹の下で深い瞑想に入った。そして澄み切った覚りが訪れたのである。

釈尊初転法輪の地<サールナート>
サールナートはブッダが初めて説法をしたところであり、仏教徒にとって重要な聖地。ブダガヤで覚りを得たブッダは、当時多くの宗教者が集まっていた<ベナレス>を目指した。そして<サールナート>に着いた後、5人の修行僧と出会い、自分の覚った真理を初めて語った。ここで初めて言葉になった教えは、その後世界へと広まる。

マカダ国の都<ラジギール>
出家したブッダが修行に入った地であり、晩年も滞在して説法したと言われる聖地。この旅では、マガダ国のビンビサーラ王がブッダの教団に寄進した<竹林精舎跡>、ブッダが集まった弟子たちに法華経を説いたとされている<霊鷲山>を訪れる。

聖なるガンジス川<ベナレス>
ベナレスの命であり、インドの母なる大河でもあるガンジス川。ヒンズー教徒の沐浴風景を船に乗って見学する。


《インド査証のご案内》
有効旅券(インド入国日より6か月有効のもの)
カラー証明写真1枚(5cm×5cm、背景は白色に限る)
新規旅券を申請の方は、11月20日までに取得ください。

《取消料のご案内》
お客様の都合によるキャンセルの場合は、下記の取消料を申し受けます。
・旅行開始の前日から起算してさかのぼって30日目にあたる日~3日目にあたる日まで(1月5日~2月1日まで)【旅行代金の30%】
・旅行開始の前々日~当日(2月2日~4日まで)【旅行開始の50%】
・旅行開始後の解除・無連絡不参加【旅行代金の100%】


2013年10月24日木曜日

インド大使館のパンダ公使が来館されました

10月24日に、インド大使館のサンジャイ・パンダ公使が来館くださいました。

展示室、図書閲覧室をご覧いただき、約45分間滞在されました。

図書閲覧室で中村先生の著書を手に

インド写真展もご覧になりました

また、現在開催中の三井昌志氏の写真展「インド・12億の素顔」をご覧になりました。キャプションが日本語なのでご説明をしようと準備していたのですが、写真をご覧になっただけで「ここは○○州」「これはホーリー(インドの祭り)」など、逆に写真の1枚1枚を解説してくださいました。

おみやげをいただきました

あいにくの雨で、大塚山の「慈しみの碑」をご覧いただくことはできませんでした。写真をお見せすると、石碑のことばを以前サンスクリット語で暗記したのだと話され、ご披露いただきました。

最後に、大理石の小物入れをおみやげにいただきました。色紙にメッセージもいただいたので、掲示をしたいと思います。

島根大学と中村元記念館が包括的連携協定を結びました

10月18日に、島根大学松江キャンパス(松江市西川津町)で、島根大学と中村元記念館との包括的連携協定調印式を行い、当館前田專學館長、清水谷善圭理事長、谷口博則副理事長が出席しました。
調印式にて 小林学長(左)と前田館長
今後、島根大学で当館の講師が東洋思想の講義を実施したり、ゼミ単位で当館を活用するなどして連携を深めていく予定です。小林祥泰島根大学長は「近くにこのような素晴らしい勉強の場ができたことは島大にとってもありがたいことです。学生に活用してもらい中村先生の平和を愛する東洋思想を学んでほしいと思います」と話されました。
小林学長(左から2番目)と記念撮影
 また、同日、当館前田專學館長が、島根大学の公開授業「島根学」で「松江から出た偉大なインド哲学者中村元博士の足跡」というテーマで講義を実施し、300人以上が聴講しました。

前田館長の「島根学」講義

2013年10月18日金曜日

海外研修旅行<韓国名刹寺院めぐりの旅>を実施しました

 9月17日から20日まで、中村元記念館が企画する海外研修旅行<釈悟震先生と行く韓国ソウル周辺名刹寺院めぐりの旅>を実施しました。


1日目<9月17日(火)>
 米子鬼太郎空港からアシアナ航空にて、仁川空港へ。ホテルにチェックインした後、ソウル市内の焼き肉レストランで夕食をとりました。お肉も、イカの塩辛のようなキムチもおいしかったです。
焼き肉レストラン
 その後、夜のソウルを散策。屋台がたくさん出ていました。東大門近くの眼鏡店で老眼鏡を購入したSさんは、乱視入りの老眼鏡は日本では出来上がるまで1週間くらいかかるのに、夜の8時に頼んだものが翌朝にできあがった!ことに感動しておいででした(しかも日本のおよそ半値だそうです)。

2日目<9月18日(水)>
 朝食後、韓国唯一の尼僧教団である普門寺(ボムンサ)を参拝しました。
 「萬佛殿」はその名の通りの圧巻。また天井や壁の装飾も鮮やかで見事でした。
普門寺 「萬佛殿」

美しい天井と壁の装飾
 続いて訪れたのはソウルで最も簡素で美しい寺と言われる歓喜寺(ファンヒサ)。こちらでは韓国の精進料理をいただきました。

お布施をお渡ししています

左は韓国のお盆に食べるというお餅
 午後は、景福宮、国立民族博物館を見学、大統領官邸を車窓より見学した後、名税店でショッピング。各自おみやげを購入していました。夕食で訪れたレストラン「高尚」では、高尚な精進料理をいただきました。
「高尚」の高尚な精進料理

3日目<9月19日(木)>
 ホテルでの朝食後、古の国指定の祈願寺・道詵寺(ドソンサ)を参拝しました。
 こちらではご住職が自らご対応くださいました。

ご住職(右)が対応

ご住職と記念撮影
 続いて、古の王室祈願寺・華渓寺(ファゲサ)、大韓仏教曹渓宗総本山・曹渓寺(チョゲサ)を参拝し、レストランで夕食をとった後ホテルへ戻りました。

韓国風うどん

4日目<9月20日(金)>
 いよいよ最終日。朝はホテルを5時に出発。空港近くのレストランで朝食後、食品店でおみやげを買って帰国の途へ。参加してくださったみなさま、お疲れ様でした。

 さて、2月には中村元記念館が企画する海外研修旅行の第2弾!<インド仏跡巡拝の旅 6日間>を企画しております。お楽しみに!

2013年10月17日木曜日

開館1周年イベント「はじめのインド」を開催しました

10月13日(日)当日は幸運なことに、好天に恵まれました。
イベントがスタートする10時に合わせ、中村元先生のご息女の三木純子様にご挨拶をいただき、
16時すぎまで様々な催しにたくさんの方々が参加してくださいました。

中庭での催し
中庭では、インド料理SPICEさん、ホームメイドメルシーさん、カフェチェレステさんなどの飲食店、大根島産直市の野菜販売、似顔絵、ワードアート、陶芸家の作品販売、 民族衣装体験コーナー、スーパーボールすくい、当てくじ、古本市とフリーマーケットを開催。

昼時にはカレー屋さん前に長蛇の列が。隣のグラウンドで開催された町民体育祭からお昼ご飯を食べに来てくださった方がたくさんいらっしゃいました。パン屋さんも昼過ぎには完売でした。

似顔絵を出店されたPomさんのほんわかした絵も大人気。また、Akiさんの「ワードアート」は、お客さんの名前で詩を作るというもの。書いてもらった人のを見せてもらったら、とても素敵でした!自分の名前にこんな意味があるのか~と自分の名前を改めて好きになること間違いなしです。



さて、一方、記念館の館内でも様々な催しをしました。


15時からはマイトリーさんの館内ライブ。こちらをお目当てに来場くださったお客様も多かったようです。ボーカルの森田さやかさんの澄んだ歌声と、hiutaさんのギターの美しい音色に聴き入ってしまいました。また、森田さんがMCで、中村元先生が大切にされていた「慈悲」ということばの「慈」と「悲」のそれぞれの意味についてお話しされたのが印象的でした。


マイトリーライブ


館内ではヨガ体験もありました。ヨガマットに横たわって、まずは深呼吸から。ゆっくりとした時間が流れていました。体も心もぐっすり眠った後みたいに休憩できました。

ヨガ体験

ヨガ体験のおとなりはワークショップ会場。羊毛フェルトの小物作り、キャンドル作り、裂き織りを体験していただきました。

ヨガに来られたお客様がいつの間にかフェルト手芸に没頭されていたり。おばあちゃんと一緒にチャレンジしてかわいいマイキャンドルができあがりニコニコして持ちかえる子どもさん。また裂き織りでは、小さい段ボール製のはた織り機で作品を仕上げ、自宅でも作ってみる!と段ボールばたを持ち帰られるお客様にも出会いました。もう使えなくなった洋服生地や思い出のある布などを織り込めますね。

どのワークショップも子どもさん連れの方や大人の方が熱心に作品づくりをされました。


ワークショップ 裂き織り


研究報告会では、中村元記念館東洋思想文化研究所の研究員3名が研究成果を発表しました。

・中野 秋鹿 研究員 「佐陀神能と中世出雲神話」
・島田 隆輔 研究員 「<青柳亮>から<受難の使徒像>へ―宮沢賢治の文語詩稿から」
・岡崎 秀紀 研究員 「中村元博士とチベット探検先駆者 能海寛―慈悲をめぐって」


予想をはるかに上回る参加者数に資料が不足し急遽印刷に走ることになり、ご迷惑をおかけしました。みなさま熱心に発表に耳を傾けてくださいました。

研究報告会

記念館スタッフにとってイベントの企画・運営はまったく初めての経験でしたが、出店・出演してくださった方々、ボランティアスタッフの方々、そしてご来場くださった方々・・・本当に多くのみなさまのご協力に支えられ、このように盛大に開館1周年を祝うことができました。

みなさま、本当にありがとうございました。

2013年9月19日木曜日

記念館閲覧室の新着図書


 記念館司書より、閲覧室の新着図書のご案内です!

                           『新装版インド哲学思想』全5巻 中村元 著 
                                         岩波書店 2012年11月発行

中段の4冊と上段中央の1冊です 
上段右の緑色の箱に全5巻が納められています
 

 中村元が大学院時代に研究課題として選んだインド哲学思想、その学位論文が「初期ヴェーダンタ哲学史」4部作として出版されたのは1950年代です。

 博士が20代の頃の5年をかけた研究の成果でした。23歳で召集され、病に倒れ大学へ戻った年から執筆が始められ、29歳の年に脱稿となったそうで、戦時中のため原稿用紙を入手するのにも苦労されたそうです。

 また、出版の時期が終戦前後と重なり、長い時間、出版されずにいたため、防空壕へ原稿を運んで避難されるなど大変な苦労の後に世に出た本でした。

後年に出版された「シャンカラの思想」が今回、それらに加えられ全5巻となりましたが、その元は大学院時代のノートに始まっているそうです。

戦争と貧困の苦難を乗り越えて、現在の私たちの時代に改めて出版された中村先生の本を、ぜひ手に取ってみてください。

 研究を始めるきっかけとなった中村元の恩師である宇井白寿が第1巻に「序」を記しています。宇井先生より、仏教を研究したいのなら、まずヴェーダンタ哲学をやりなさい、と勧めらたのが、研究のきっかけだったそうですが、その宇井先生の「序」が第1巻のはじめに載せられています。

記念館では展示室のガラス戸越しにしか見ることができない本でしたが、岩波書店さんから寄贈していただきましたので、どうぞご覧ください。新しい本のコーナーに展示中です。


 *4部作のうち、4巻目の「ことばの形而上学」には、4冊全部の索引が巻末についています。

(F)

2013年9月18日水曜日

10/13(日) 開館1周年イベント「はじめのインド」開催のお知らせ



中村元記念館は、10月10日に開館1周年を迎えるにあたり、1周年記念イベント「はじめのインド」を開催いたします。

《日時》 平成25年10月13日(日曜日)10:00~16:00

《場所》 中村元記念館・松江市役所八束支所中庭
     (島根県松江市八束町波入2060)

日頃ご来館いただいている中村先生ファンの方々、インド哲学に興味をもつ方々、東方学院松江校研究会員の方々はもちろん、広く一般の方々にご来場いただき、中村博士や記念館のことを知ってもらう第一歩として、インドの文化に触れてもらおうという意味での“はじめの”インドです。

以下に内容を簡単にご紹介しますが、詳細はチラシ(PDF) をご覧ください。

みなさま、お誘い合わせてご来場ください。

チラシ(表面)チラシ(裏面)



《内容》 ◎グルメ 
         インド料理スパイス(カレー/サモサ/マンゴージュース)
         カフェチェレステ(ケーキ/ドリンク)
         ホームメイドメルシー(パン/焼き菓子)
         大根島産直市(野菜販売)
     
     ◎音楽
         マイトリーライブ(15:00~・入場無料)/シタール演奏
      
     ◎映画
         インド映画「マイネーム・イズ・ハーン」(12:00~14:50)(入場無料)

     ◎アート
         三井昌志 写真展「インド・12億の素顔」(入場無料)
         陶芸家 木本紗綾香 展示販売
         三郎ライブアート
         aki ワードアート

     ◎ワークショップ
         ヨガ体験(11:00~12:00/14:00~15:00)
         けしごむはんこ作り/裂き織り/キャンドル作り/羊毛フェルトのストラップ作り

     ◎研究員報告会(10:20~11:50)
         「中村元博士とチベット探検先駆者 能海寛―慈悲をめぐって」(岡崎秀紀)
         「<青柳亮>から<受難の使徒像>へ―宮沢賢治の文語詩稿から」(島田隆輔)
         「佐陀神能と中世出雲神話」(中野秋鹿)
         
     ◎その他
         民族衣装体験(無料)/フリーマーケット/古本市/雑貨販売
        


2013年9月5日木曜日

第64回 日本印度学仏教学会 招致記念 公開講演会(8月30日)

前田專學氏 「中村先生と記念館」

 さる8月30日に、くにびきメッセ (島根県立産業交流会館)において、第64回日本印度学仏教学会招致記念 公開講演会が開催されました。この講演会は中村元博士生誕100年記念事業の一環として、当館館長前田專學は「中村先生と記念館」、その年の世相をあらわす今年の一字で知られる京都・清水寺の森清範師は「人のこころ、観音の心」、宗教評論家として、また作家として多くの著作が知られる ひろさちや先生は「浄土とは、何か?」とそれぞれ題して、ご講演をしていただきました。
 
ひろさちや氏 「浄土とは、何か?」


森清範氏 「人のこころ、観音の心」

 500人を想定していた会場はほぼ人で埋め尽くされ、後日記念館に来られたお客様の中には、「講演会はよかったね。あんなお話が無料で聞けて」と話される方もおられました。
 わざわざ京都から来て下さった森清範師、ひろさちや氏はもちろんですが、ボランティアとして受付けを手伝ってくださった清水寺縁の方々、なにより来場された多くの方々にも、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。


前田館長の講演では、記念館スタッフによる「はじめのバンド」の演奏も

2013年9月2日月曜日

写真展「ブッダのことば~日本印度学仏教学会開催記念」開催中です(~9/22)


 
 写真家・丸山勇氏の写真展「ブッダのことば」を9月22日(日)まで開催中です。



 昨年度開催しご好評をいただいた写真展からのセレクションで、作品パネルを20点ほど館内に展示しております。



 添えられたブッダのことばに耳をすましてください。

2013年8月29日木曜日

祝:入館者1万人達成!記念セレモニーを行いました

中村元記念館の入館者が本日1万人を達成しました。

1万人目は埼玉県の大学4年生原田さん。お母様と2人で来館されました。卒論のテーマが古事記の出雲神話で、それにまつわる場所を回って歩いているそうです。ご両親が島根県の出身で、この夏休みに島根に里帰りしたところ、記念館の話を聞き、来館されたということです。



記念セレモニーでは、くすだまが割られ、前田專學館長から中村元先生の著書とCDセットが、松浦正敬松江市長から、大根島のボタンの花束が手渡されました。


原田さんは「こんなすばらしい記念館の記念すべき日に来館できて光栄です。今日いただいた本を読んで、今後の自分の勉強や人生の参考にさせていただきます。」と話されました。





最後に、記念館職員で構成された「はじめのバンド」が、中村洛子夫人が作詞をした「小鳥」を演奏し、お祝いをしました。




2013年8月16日金曜日

講演会のお知らせ


◎中村元博士生誕100年と日本印度学仏教学会第64回学術大会招致を記念して、公開講演会を実施いたします。

《日時》 8月30日(金)13:00~16:20(開場12:00)

《会場》 くにびきメッセ 1F・多目的ホール

《定員》 約500名(入場無料)

《講演内容》

 ・「中村先生と記念館」  
   前田專學氏 (中村元東方研究所理事長、中村元記念館館長)
 ・「人のこころ、観音の心」
   森清範氏 (京都・清水寺貫主)
 ・「浄土とは何か?」
   ひろさちや氏 (作家、評論家)

《申込方法》
 申込用紙に必要事項をご記入の上、中村元記念館まで郵送またはFAXにてお申込みください。
 
※当日参加も可能ですが、事前にお申込いただいた方が優先となりますので、ご入場いただけない場合もございます。

 チラシ、申込用紙はこちら



2013年8月7日水曜日

駐日ドイツ大使が来館されました






8月7日にフォルカー・シュタンツェル駐日ドイツ大使が記念館をご訪問くださいました。

大使は親日家で、松江のことを大変気にいっておられ、松江日独協会発足のきっかけを作られた方だそうです。本年日本を離任されることとなり、離任前に来松されたということです。

図書閲覧室、展示室をご覧になり、約1時間滞在されました。

展示室にある書斎の復元を特に熱心にご覧になり、書斎に置かれた道具(インクやハタキなど)にまつわる中村先生のエピソードに耳を傾けられました。





最後に色紙にメッセージをいただきました。
記念館に掲示する予定ですので、ご来館の折にぜひご覧ください。


2013年8月3日土曜日

姫路文学館訪問



   7月17日、兵庫県にある姫路文学館を訪問しました。総工費50億円以上かけられた
 この博物館は北館に、和辻哲郎をはじめ姫路市出身の作家9名のコーナーがあり、
 南館には司馬遼太郎を中心とした記念室が設けられていました。
  和辻哲郎は倫理学を中村元博士に教えていたそうですが、その後も中村博士が従軍中
 姫路の地で入院した時も、お見舞いのお手紙を中村博士に出されています。そうした二人
 の親交は、生前の中村先生が姫路文学館に「和辻哲郎をめぐる人々」と題した文章を寄せ
 られたところにも見ることができるでしょう。
  文学館の見どころはそれだけでなく、茶室をそなえた望泉亭という国の文化財に指定された
 趣のある屋敷や、文学館の入口にある播磨曼荼羅など、盛りだくさんです。。
  記念館に姫路文学館様のパンフレットを置かせていただくことになりましたので、
 ご興味のある方は、当館へお越しの際に是非手に取ってご覧ください。
   

2013年8月2日金曜日

中村元インド哲学カフェ参加記



  7月14日、東方学院公開講座として中村元インド哲学カフェが開催されました。
 第9回を迎える今回は「ヨーガの世界 ~生と死と~」と題して二人の研究員が
 お話をされました。川崎豊氏はジャイナ教の視点から、西岡修爾氏は仏教とご自身の
 体験をもとにして、「輪廻と業」という哲学的なテーマと、私たちにとってより身近な
 「生と死」について報告されました。
 その後設けられた座談会ではお菓子とお茶が振る舞われ活発な意見交換が行われました。
 なかには九州から来られた方もおられ、哲学カフェの関心の高さが伺えました。

 今回の哲学カフェには清水谷理事長をはじめ記念館関係者も多く参加させていただき、
 勉強の機会を得ることができました。また司会を務められた(公財)中村元東方研究所の
 佐藤宏宗博士のはからいで記念館を会場の皆さまに知っていただく機会を与えて頂きました。
 記して御礼に代えさせて頂きます。ありがとうございました。

2013年7月20日土曜日

韓国哲学研修旅行への参加者を募集しています

中村元記念館が、今秋、韓国への哲学研修旅行「釈悟震先生と行く、韓国ソウル周辺名刹寺院めぐり4日間」を企画いたしました。

ただいま、参加者募集中です。

今回の研修旅行は、インド哲学・仏教学、宗教学、比較宗教学の研究者、釈悟震先生が添乗・ご案内いたします。


また、ソウルでもっとも簡素で美しい寺と呼ばれる歓喜寺(ファンヒサ)で精進料理をいただいたり、韓国唯一の尼僧教団、普門寺(ボムンサ)の内部を正式にご案内いただけるなど、一般的な観光旅行ではできない体験をすることができます。

現地に赴いて、専門家の説明を聞き、宗教や思想・哲学に実際に触れていただくことで、より理解を深めることができる、特別な旅となるはずです。

みなさまのご参加をお待ちしております。


2013年6月25日火曜日

広島よりお客様にお越しいただきました。



本日、広島廿日市市の正行寺にゆかりのあるお客様をお迎えしました。
皆様とても熱心な方ばかりで、時間を30分ちかく超過するという熱の入れようでした。

この後、一j年中牡丹がみられる大根島の名所、由志園様にむかわれるそうです。
ありがとうございました。またのお越しをお待ちしております。

2013年3月31日日曜日

第4回東方学院松江校開校記念特別講座を開催しました

 2013年3月31日(日)に、第4回東方学院松江校開校記念特別講座を行いました。
 この日の特別講座の内容は、名古屋大学名誉教授の宮治昭先生による「仏像の誕生」でした。
 仏像は釈尊の入滅後500年以上たって誕生しましたが、その起源については諸説分かれているそうです。
 仏像が誕生したのはガンダーラか? マトゥラーか? 最新の学界の説を踏まえて、お話しいただきました。
 ヒンドゥー教、ギリシャ美術など様々な文化の影響を受けて、仏像に描かれる仏様の姿が変遷していく様子がよくわかりました。


















 東方学院松江校開校記念特別講座は今回で終了となります。多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました!

 4月開校の東方学院松江校の受講生は引き続き募集いたしております。
 一部の講義を除き、開講日の2週間前までお申込いただけます。詳しくは受講の手引きをご覧ください。
 皆様のご入会を、心よりお待ちいたしております!

2013年3月30日土曜日

第3回東方学院松江校開校記念特別講座を開催しました


 2013年3月24日(日)に、第3回東方学院松江校開校記念特別講座を行いました。
 この日の特別講座の内容は、和光大学教授の山本ひろ子先生による「島根の神楽―大元神楽をめぐって―」でした。
 江津市桜江町の市山・大元神楽の実際の映像を鑑賞しながら、大元さま信仰や託舞について詳しく解説をしていただきました。
 島根県は神楽が非常に盛んな地域ですが、中でも古来から伝わる神事の神懸かり、託宣を今に伝える大元神楽は日本の貴重な民俗文化遺産であり、神楽の本来の姿とでもいうべきものが感じられました。


 今後の特別講座の内容は以下の通りです。受講料は当日1500円となります。会場は中村元記念館大会議室の予定です。

第4回
日時:3月31日(日)13:30~16:50
講師:宮治昭(名古屋大学名誉教授)
テーマ:「仏像の誕生」

 皆様のご参加を心よりお待ちいたしております!!
 4月開校の東方学院松江校の受講生も募集中です。

2013年3月21日木曜日

第2回東方学院松江校開校記念特別講座を開催しました


 2013年3月10日(日)に、第2回東方学院松江校開校記念特別講座を行いました。
 当日は約80名の方々にご参加いただきました。本当にありがとうございました!

 この日の特別講座の内容は、公益財団法人中村元東方研究所主事で、中村元生誕100年記念事業事務局長である堀内伸二先生の「禅とは何か?―白隠禅師の書と画を通して―」でした。
 「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士のお山に原の白隠」と謳われた臨済宗の名僧、白隠禅師の書画を解説しながら、禅宗の歴史や思想についてお話されました。白隠禅師の書画はとても力強く独創的でありながら、禅の思想が的確に表現されていました。
 また随所に中村先生についてのエピソードも盛り込まれ、中村先生と仏教思想との深い関わりが感じられました。















 今後の特別講座の内容は以下の通りです。受講料は前日までにお申込いただければ1200円、当日お申込の場合は1500円となります。会場は中村元記念館大会議室の予定です。

第3回
日時:3月24日(日)13:30~16:50
講師:山本ひろ子(和光大学教授)
テーマ:「島根の神楽―大元神楽をめぐって―」

第4回
日時:3月31日(日)13:30~16:50
講師:宮治昭(名古屋大学名誉教授)
テーマ:「仏像の誕生」

 皆様のご参加を心よりお待ちいたしております!!
 4月開校の東方学院松江校の受講生も募集中です。

2013年3月1日金曜日

中村元記念館内にて仏像・絵画展を開催中です。

 2013年2月19日より中村元記念館内にて仏像・絵画(宗教画他)展を開催中です。
 展示作品は東方学院東京本校の研究会員が長年にわたり制作してきた仏像と絵画のうち、約30点を展示しています。併せて、2013年1月まで開催された「ブッダのことば」展の中から8点を選りすぐり、記念館廊下壁面に展示しています。

開催期間は2013年2月19日(火)~5月11日(土)までとなっておりますので、記念館にお越しの際は、ぜひご覧になってください。
 

2013年2月28日木曜日

第1回東方学院松江校開校記念特別講座を開催しました

 2013年2月24日(日)に、第1回東方学院松江校開校記念特別講座を行いました。
 予想を上回る多くのお申込をいただき、会場を中村元記念館から八束公民館ホールへ変更して開催しました。
 当日は溝口善兵衛島根県知事ご夫妻をはじめ、135名の方々にご参加いただきました。本当にありがとうございました!

 この日の特別講座は、最初に中村元先生のご長女である三木純子先生に「父と私」というテーマで、中村元先生との思い出をお話しいただきました。娘の視点から語られる中村先生の人物像はとても興味深く、会場内では思わず笑いと涙がこぼれました。
 

 次に日本女子体育大学名誉教授の的野裕子先生に、ヴィーナの演奏と解説をしていただきました。ヴィーナは南インドの弦楽器で、琵琶のルーツでもあるそうです。ゆったりとした、うねるような不思議な音色が素敵な演奏でした。

 最後に当館館長で東京大学名誉教授の前田專學先生に「来日前のハーンとヒンドゥー教」というテーマで講義をしていただきました。来日後のハーンと仏教については有名ですが、来日前のハーンがヒンドゥー教に関する記事を多く書いていたことはあまり知られていなかったので、非常に貴重なお話を伺うことができました。
 ちなみに、4月から開校する東方学院松江校の前田先生の集中講義「来日前のハーンとインド思想―ヒンドゥー教と仏教を中心として―」では、さらに詳しいお話をお聞きいただけます!

 今後の特別講座の内容は以下の通りです。受講料は前日までにお申込いただければ1200円、当日お申込の場合は1500円となります。会場は中村元記念館大会議室の予定です。


第2回
日時:3月10日(日)13:30~16:50
講師:堀内伸二(中村元生誕100年記念事業事務局長)
テーマ:「禅とは何か?―白隠禅師の書と画を通して―」

第3回
日時:3月24日(日)13:30~16:50
講師:山本ひろ子(和光大学教授)
テーマ:「島根の神楽―大元神楽をめぐって―」

第4回
日時:3月31日(日)13:30~16:50
講師:宮治昭(名古屋大学名誉教授)
テーマ:「仏像の誕生」

 皆様のご参加を心よりお待ちいたしております!!
 4月開校の東方学院松江校の受講生も募集中です。